化粧品検定1級にいきなり挑戦。1ヶ月で合格した方法

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先日2025年5月25日に日本化粧品検定1級を受験し、59点/60点満点で合格しました!

受験する前は、「短期間で資格取得できるのか?」「どうやって学習したら良いのか?」と様々な不安がありました。

化粧品業界で働いたことのない一美容オタクの私が、情報収集からはじめ独学で1ヶ月で飛び級合格できた勉強方法について具体的にご紹介します。

「そもそも日本化粧品検定ってなに?」という方はぜひ公式サイトのこちらの記事も参考にしてください。各級ごとの試験範囲や試験方法についてわかりやすく説明があります。

引用:日本化粧品検定とは(日本化粧品検定公式サイト)

日本化粧品検定とは | 日本化粧品検定
日本化粧品検定は、美容関係者をはじめ生涯学習を目的とする一般の方々や学生などを対象に、化粧品・美容に関する知識の普及と向上をめざした検定です。化粧品・美容関連の検定では唯一、文部科学省後援の公的資格です(1・2級)。

情報収集・受験を決意するまで

検定に関する情報収集については、ほとんど上記の日本化粧品検定の公式サイトで行いました。

必要な勉強時間や難易度の感じ方については実際の声も聞きたかったので、数名の方の受験記録をブログやYou Tubeでも拝見しました。

検定には3級〜特級まであり、3級はいつでも自宅でネットから無料で受験できるので、興味のある方はまず受けてみることをお勧めします!私もまずは3級に挑戦。

3級に合格した後、公式サイトの2級・1級の例題も解いてみた上で、試験範囲を確認したところ、化粧品の原料や成分・表記ルールについて学びたい、せっかくなら1級を取りたい気持ちが強かったため1級に挑戦しました。

ちなみに化粧品検定は全ての級が独立しているため、1級に合格しても2級にも合格したことにはなりません。特級は1級合格後に協会への入会+養成講座の受講が必要なため、いきなりチャレンジできるのは3級〜1級です。

試験内容・形式

1級の試験内容は1級+2級です。実際の試験では1級がメインの出題でしたが、2級も体感では15%程度出題されていました。

2級は皮膚の構造しくみからニキビやくまなどの肌悩みやメイクアップの基本について学びます。

1級は化粧品の歴史から原料成分・スキンケア・メイクアップ・髪・ネイル・ボディケア・香料・法律など幅広い出題範囲になっており、この広い範囲を抑えるのが難しいと感じました。

試験形式(2025年現在)

  • 受験料:13,200円
  • 試験問題:60問マーク式
  • 試験時間:60分
  • 合格率:正答率70%前後

試験申し込み

試験の申し込みは、日本化粧品検定協会の公式サイトからネットで行いました。

認定スクールを受講する場合を除き、試験は年に2回です。

申し込み期限は試験日の1ヶ月と10日ほど前でした。私はギリギリまで悩んでしまい、申し込み期日当日に申し込みを行いましたが、試験申し込み自体は短時間で完了します。

申込時に試験会場もどの県か選択するので、どこで受験するかは決めておいた方が良いです。札幌から福岡まで各都市で開催されています。

※受講料を銀行振込する場合は申し込み期日が数日短いのでお気をつけください!

テキスト・問題集の購入

試験の申し込みと同日にテキスト・問題集も揃えました。

テキストは全国の書店やネットでも購入できますが、問題集は日本化粧品検定協会の公式サイトからのみでした。

送料もかかるので試験範囲分のテキスト・問題集をまとめて最初に購入されるのが良いかと思います。

私は、テキスト → 1・2級共にネットで中古 問題集 → 公式サイトで1級のみ の購入をしました。

1級には2級の試験範囲も含まれるため、本来は1・2級共にテキストと問題集を揃えることをお勧めしますが、勉強期間を考慮して問題集は1級のみ、2級内容はテキストで補いました。

※次回の2025年11月30日実施検定より、試験内容が最新の第3版テキストに移行されます。

中古でテキスト購入を考えられている方は、購入する版をお間違い無いようお気をつけください。


テキスト・問題集の使い方

購入から1週間ほどで全てのテキストと問題集が手元に届きました。早速勉強開始です!

①テキスト1周目

まず3〜4日かけて2級から順にテキストを読み込みました。

最初は「覚えるぞ!」という意識でなくても、「そうなんだ!」という感じで、自分の知識のある範囲内で学びながら読めればいいと思います。全体的にどういった出題範囲なのか、何を覚えていったら良いのか意識しながらサクサク読んでいきましょう!

②問題集1周目

テキストを1周読んだら早速問題集を解いていきましょう。最初は間違えまくっていても大丈夫です!

1周目は全然解けなくてかなり不安になりましたが、問題集を3周する頃には97%くらいの正答率になりました。

問題集にはテキストのどのページからの出題なのかページ数も記載されているので、1問ずつテキストに戻りながら内容を確認していきます。

よく出題されるキーワードにはマーカーを引き、問題集にはあるがテキストに不足している説明は直接テキストに書き込みました。

この方法で問題集を1周すると、出題される問題に特化したオリジナルのテキストが出来上がります!

③テキスト2周目

ここで、テキスト読み込み2周目!内容を理解してポイントを抑えながらしっかり読み込んでいきました。2周目と書いていますが、ここでの読み込みはできるだけ覚えられるように大切なポイントをまとめたり、繰り返しチェックしたりしながら進めます。

特に重点的に勉強した内容については次の章でまとめます。

④問題集2周目

2周目のテキスト読み込みにより、1周目よりは正答率が上がるかと思います。2周目でも繰り返し間違えた部分は苦手分野なので、しっかり理解できるまで試行錯誤しながら②同様テキストに書き込みしていきました。中々覚えられない成分についてはネットで調べて実物を見たり、性質を把握したりしながら進めます。

化粧品検定の公式Instagramにもコラム投稿がありますし、YouTubeのかずのすけさんのチャンネルにもお世話になりました。

問題集2周目でも覚えきれていない部分はノートに別でまとめたり、大きめの付箋に書き込みをしてテキストに貼り付けたりしました。

苦手分野だけまとめたノートは試験直前になると復習に便利だったので、繰り返し覚えられないところが出てきた方はぜひやってみてください。

⑤要点ノートを使う

問題集には巻末に要点チェックノートという重要ポイントをまとめたページがついていました。

どのタイミングで行ってもいいとは思いますが、ある程度覚えてきたら要点ノートを埋められるようにこちらも繰り返し行っておくと良いと思います。

私はこのページを複数部数コピーして何度もやりました。

⑥模擬試験を解く

同じく巻末に本番と同様形式の模擬試験がついていました。

マークシートもサイトからダウンロードできるので、本番の形式で時間を60分測って挑戦しました。

ここには2級の内容も含まれていたので、模擬試験を解いたあたりから2級の内容理解もさらに深めていきました。2級は問題集を購入していなかったので、重要ポイントをノートにまとめ、繰り返し暗記しました。

⑦テキスト3周目以降

⑧問題集3周目以降

テキストを読み込み復習→問題集で定着確認を時間の許す限り行います。

最終的にはテキストは10周くらい読んだと思います。⑦のテキスト3週目以降からは苦手分野に抑揚をつけて読み、赤シートも使いキーワードやその説明を繰り返し覚えました。

問題集は結局ちょうど3周したところで試験日に。

上記の方法で1ヶ月間、平日は1日2~3時間、休日に4~5時間勉強しました。

重点的に取り組んだ内容

出題問題や情報量が多かったり、中々理解できなかったりで重点的に勉強した内容を紹介します。

2級

  • 皮膚の仕組み 何度か皮膚の絵を描いて組織の説明もできるように
  • ニキビ予防 成分・作用ごとにノートにまとめる
  • 紫外線 波長の違いが説明できるように

1級

  • 化粧品の歴史 時代順に理解し並び替え問題にも対応できるように
  • 原料について 動画やブログ、成分辞典などの書籍も参考に
  • 界面活性剤 公式You Tube覚え方のラップを口ずさむ
  • 着色剤 
  • 毛髪 成分・作用ごとにノートにまとめる
  • 香りの成分 
  • 化粧品にまつわるルール 実際の化粧品広告を見ながら理解する

他にも覚えにくいところは語呂合わせを作って覚えてみてください。

最後に

次回の試験は2025年11月30日(日)に開催予定です。

感覚的には1ヶ月でも間に合うとは思いましたが、もう少し早めに勉強を開始していれば精神的に余裕を持ってやれたと思います。

資格取得に意味はあるのかという議論も見かけますが、私は勉強してよかったと思っています。自分の興味のあることで勉強自体楽しかったのもありますし、日々の生活に活きる内容が多かったからです。

まだ次回の試験までは時間があります。興味のある方はぜひ挑戦してみてください!

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